当院の2つの特徴

当院のスタッフ

~病気だけでなく「人」・「生活」・「人生」を診ます~

医師・看護師のイメージイラスト

認知症の診療は、診断や薬の処方をして完了ということではありません。

相談・受診に来られた方が本当に困っておられることが何か。私たちは、今後の生活・人生を共に歩むチームの一人としての立場を大切にしています。

ご本人・ご家族のニーズにお応えするために、他医療機関や介護事業者、支援に関わる方、行政等との連携を行います。当院の医師・看護師の、兵庫県指定の認知症疾患医療センターでの勤務経験を活かし、当院では、医療機関や介護、行政などの関係機関と連携を密に行います。

また、「まだ受診ほどの症状ではない、まだ大丈夫」と受診が先延ばしになっておられる場合や、ご家庭での介護の相談等、幅広く対応いたします。

  • 認知症と同じような症状でも、治療すれば改善する他の疾患であると判明することもあります。
  • 誰かに話して「少し解ってもらえた」、と思うだけで、目の前の暗闇が晴れることもあります。
  • 鑑別診断を受けて納得できることで、今後の生活に道筋がつくこともあります。
  • 薬を微調整することで、ずいぶん穏やかに暮らせることがあります。
  • 認知症の特性やご本人に適した“介護のコツ”を知ることで、介護が少し楽になることもあります。
  • 受診を拒まれるなど、ご家族がお困りの場合にも、ご相談をお受けします。

皆さまが、認知症のことで心配や不安を抱えておられる場合には、まずは一度ご相談ください。

当院の診療環境

女性のイメージイラスト

当院は、環境が人間に与える影響を考慮し、診療環境が、癒しと改善に寄与することを目指しています。

加齢や認知症による生活上の症状は、環境にも大きく左右されます。

例えば夜間不眠は、朝の光を30分程度浴びることで緩和されることがあると言われます。
逆に、環境が悪く作用する例としては、冬季には日照不足から、「うつ」が増加します。
また、レビー小体型認知症の場合には、住環境が薄暗いことが視空間認識の障害を助長して、幻視を誘発し、転倒につながりやすくなります。

当院の診療環境と、みなさまお一人お一人への個別のアドバイスで、生活環境の改善ポイントを得ていただければ幸いです。