詳しい症状(診療対象の症状)
MCI(軽度認知障害)
認知症への移行期になります。
予防的取り組みで40%くらいの人は正常にもどります。
また認知症への移行を遅らせたり、移行後も症状を緩和したりできます。
できるだけ早く診断して予防的・緩和的取り組みを開始しましょう。
- 物忘れはあるけれど生活はなんとか一人で出来ている状態
- 年齢相応だと思ってはいるが、これまで出来ていた仕事や役割にミスが出てきた
認知症
認知症による症状は、長年の経過の中で少しずつ目立ってくるのが特徴です。
認知症の大きな4つの分類は以下の通りです。認知症の種類によって生活上の症状が異なります。
症状をチェックしていただき、ご相談にお役立てください。
※同じような症状でも、急に症状が目立ってきた場合など、認知症ではない病気(早期の治療で改善・治癒する)の場合もありますので、気になっておられる場合には、お早めにご相談ください。
- アルツハイマー型認知症
- 脳血管性認知症
- レビー小体型認知症
- 前頭側頭型認知症
- もの忘れ、薬の飲忘れ、置き忘れが目立つ
- 仕事や役割に支障が出る・しなくなった
- 料理の味つけが変わった・しなくなった
- 運転で失敗する
- 慣れた道やお店で迷う
- すっと会話が出て来ない・「あれそれ」を多用する
- 人柄が変わった 、別人みたい
- 幻視がある(本人だけに見えている様子がある)
- 他はしっかりしているのに失禁が目立つ
認知症に付随する症状(BPSD:認知症の行動・心理症状)
症状や行動を無理やり抑え込むのではなく、
なぜ起こっているのかに焦点をあてた治療とアドバイスを行います。
予防的取り組みで40%くらいの人は正常にもどります。
また認知症への移行を遅らせたり、移行後も症状を緩和したりできます。
できるだけ早く診断して予防的・緩和的取り組みを開始しましょう。
- 落ち着かない・不安や焦燥が強い・感情的に取り乱す
- 暴力や暴言がある・人とトラブルになる
- 自宅から1人で外出して迷うことがある
- 食事を食べさせてもらってないと言う・家族に強く当たる
- 活動が低下し生活に支障が出る・意欲がない・何もしない
- 社会的に逸脱した行為がある・性的に逸脱した行為がある
若年性認知症
認知症は年齢に関係なく、若くても発症することがあります。65歳未満の人が発症する認知症を「若年性認知症」と言います。
まだまだ働き盛りの若い世代なので、子育て、仕事、親の介護、地域の活動、趣味などに多忙なライフステージです。生活上では症状が目立たなくても、仕事上の複雑な作業ができなくなるなど同僚や上司によって気づく場合もあります。
若年性認知症の場合は、特に今ある生活・子育て・仕事・親の介護など、これらをいかに継続していけるか、ということが、ご自身の安心と尊厳と生活の質を保つために大変重要です。
専門の相談先に繋がって相談・サポートをお受けになったり、生活上の人とのつながりを見直すなど、どのように組み替えるとご自身の生活が継続できるか、ご自身が納得できるスタイルを整えることが重要です。
そのためには、おかしいなと気づいたときに、お早めにご相談くださることが、不安を少しでも安心に転換していくために大切なことだと考えます。
ご自身やご家族が抱え込まれて、不安で心がつぶれそうになる前に、どうかここと思えるところ(相談機関)に、お気持ちやお困りの現状をご相談くださいませ。
当院でも相談と診療を行っております。どうぞお気軽にお声がけください。
相談機関は下記に情報がございます。
高齢期のうつ
適切な状態診断および治療を行います。
認知症の予防的生活習慣の相談などにも応じます。
- 加齢による変化(もの忘れが気になる)
- 高齢期のうつ・不活発(意欲の減退・活動性の低下)
中年期のうつ
適切な状態診断および治療を行います。
認知症の予防的生活習慣の相談などにも応じます。
- 加齢による変化(もの忘れが気になる)
- 高齢期のうつ・不活発(意欲の減退・活動性の低下)
中年期のもの忘れ
働き盛りの若年性認知症の有無について鑑別を行い、早期の対応・治療について、相談して進めます。
お仕事や生活の中で、困りごとや心配なことがございましたら、ご相談ください。
10代~20代の若い方の記憶障害
鑑別診断などに対応いたします。