栄養療法 分子栄養学・・・「栄養カウンセリング」(2024年3月1日更新)
- 2023.08.02
栄養療法といえば、「高価なサプリメントをあれこれたくさん飲むこと」と理解されている方も多いと思います。自己流にサプリを飲んでもあまり実感がわかない方もおられると思います。一般的な栄養学と分子栄養学は、似て非なるものです。
「ビタミン」は、「人体を正常に動かすのに欠かせないが、体内での合成がほとんどできないもの」という意味ですが、ビタミンはもともと、欠乏で病気が発症したことでその存在が発見された経緯の為に、必要量は、「欠乏により発症する疾患を予防するために必要な最低限の量」が設定されています。この必要最低量を摂取できていたとしても、分子栄養学的に至適量を満たしているとは言えません。
ドーズレスポンスと言って、欠乏で起こる疾患を予防できたらいい最低レベルの量と、アスリートのようにもっと健康を増進したい方や分子栄養学の視点での健康を考える場合とでは、ビタミンの摂取量が変わってきます。
食事や睡眠、運動などの習慣、遺伝も人それぞれ異なるため、人によって必要な栄養素の種類・量は異なってきます。そしてこの、食事や睡眠・運動の習慣を改善することこそが、分子栄養学の神髄です。あたりまえすぎるこの生活スタイルについて改善していくことが、健康増進を達成するためにすべきことの8割を締めます。
まさにこの生活スタイルに、表面からは見えない根本原因が隠れているのです。自分でも気づかない、気づかないふりをしている、本当は見たくない、なかったことにしたい、例えばこのような 奥深いところが影響していることがあるのです。
以前はできていたのに・・・朝起きれない、夜間に何度も目が覚める、お腹がすくと甘いものをむさぼるように食べる、イライラすることが多い、歯ぎしりが続く、自分が情けない、疲れやすい、家事が仕事がこなせない・・・ 。上記の不調のその背景は、長年の食事や睡眠などの基本的な生活スタイルと、それに付随するストレスが影響していることが多いものです。習慣化・慢性化しているので、どの習慣が、どのストレスが、どんな心身の体調の変化・悪化につながっているのか、気づきにくいです。
ストレスについて。短期的なストレスはむしろ必要です。心身に適度な負荷をかける運動などがこれに当たります。逆に長期的なストレスは心身をむしばみます。解決できるものもあれば、一朝一夕では解決改善が難しいものもあります、誰かに聞いてもらうことも一時的な緩和につながります。
栄養療法カウンセリングを開始します(9月末ごろ~)。栄養を損ねる原因の「ストレス」をどうにかされたい、話を聞いてほしい!方も歓迎いたします。認知症介護でお疲れの方も、認知症介護でのストレスも発散しつつご自身の健康改善も考えていきましょう。
【内容】日々の食事や生活スタイルについて、分子栄養学の視点で、相談者さまと一緒に、相談者さまにとっての自分らしい生活のあり方を考えます。診断や治療は行いません。食事など生活スタイルについてのアドバイスとなります。
【対象者】現在クリニックや病院に受診しておらず治療中の病気はない方で、食事や生活を見直すことで健康増進に取り組みたい方。自己管理できる方。認知症介護でお疲れのご家族さまもどうぞ。まずはご自身が元気に生活を送れることが大事です(認知症介護のお話も含めてお聴きします)。または当院受診中の方。
【予約制】電話予約開始 9月19日予定。日程はご相談の上決定となります。まずはクリニック受付にお電話ください。
【時間】1回30~40 分程度 面談。(診察室の横にある部屋になりますので、完全な密室にはなりませんのであらかじめご了承ください)
【お支払い】30分5000円、60分10000円、自費でのお支払いです。(2024年4月1日価格改訂) クリニックで受付時にお支払いください。
【担当】看護師、臨床分子栄養医学研究会認定カウンセラー、オーソモレキュラー栄養医学研究所認定カウンセラー、臨床分子栄養医学研究会・PNT(分子栄養学+心理技術)トレーナー。