ナースのこころブログ　小さな生きがい

「生きがい」はハードルが高い？

「生きがいを持ちましょう」と言われると、私には生きがいと呼べるようなものは何もない・・・と思ってしまいがちです

普段、テレビはほとんど見ませんが、ある時たまたまテレビをつけると、ＮＨＫの番組で、脳科学者の茂木健一郎さんが、『生きがい』についての本を、日本以外の何か国かで出版されて、その日本語版が今回できました、と紹介されていました。本のタイトルは「IKIGAI」です。

その番組の中で、茂木さんが、生きがいについてお話されていました。最も印象的だったのは、「生きがいは、小さな楽しみでいいんです」という言葉でした。

食事を美味しく食べられる喜びですとか、本当に日常のささいなこと・・・。日々のささやかな喜びは、生活のあちこちに、探せば転がっています。

例えば・・・1年前も見ていた景色なのに、今年の春になって、珍しい花を発見してびっくりしたり。先日は、紫色のフリージアが　歩道の脇に咲いていて！黄色いフリージアしか見たことがなかったので、感激しました。香りはもちろんフリージアそのものでした！どなたかお花好きな方が、球根を植えてくださったものかな～と想いをめぐらせました。

日常のありふれたことを、どれくらい楽しめる心の状態であるか？　この基準で、自身の心の状態を測るのも、一つの健康管理と言えるかもしれないですね。