ナースのこころブログ 認知症疾患の方への接し方
- 2021.06.27
R3.6.27
認知症疾患の方への接し方
今日は日曜日です。
日曜日は休暇をとったり用事を済ませたり 休養されたり お出かけしたりされているでしょうか。
ご家族の都合で日曜の受診をご希望の方は、お電話くださいね。午前12時まで受付しています。
さて、今日は 認知症疾患の方への関わり方についてです。
日々の変化について。
普段 私たちは、ちょっとした変化を楽しんでいます。季節の移り変わりを感じたり、同じ食材で違う調味料で味付けをしたり、いつもと違う道を通って出かけたり。
しかし、このような「変化」は、認知症の種類と状態によっては、なるべく避けたほうが良い場合があります。同じことの繰り返しこそが 能力を最大限引き出す、という場合があります。
たとえば、毎日同じことを繰り返し取り組む場合に、Aさんには退屈なことと感じられます。一方 Bさんにとってはなじみのある習慣のため安心できます。
「認知症の種類や現在の状態を理解」したうえで、サポートすることがとても大切です。
言うのは簡単でも、現状を的確に理解することは案外難しいです。
なぜなら、認知症の状態は、見た目ではわからないためです。傍から見ると、できそうに見える方でも、本当は細やかなサポートを必要とされていることがあります。
当クリニックでは、受診時に 認知機能と生活機能の状態をお伺いして、現状を把握し、ご本人の生活でお困りになるであろうことを踏まえて、周囲のかかわり方、環境の整え方、等をお伝えしています。(これらは4DASタイプを活用しています。)
そのため、現在の環境や関わり方を振り返る機会にもなります。少し変化が多すぎて 負担になっている場合は、負担を軽く 安心感のある生活を整えるコツをお伝えします。
簡単なようで難しい、「今の認知症の状態を 正しく理解すること」。
ご本人とご家族の 安心と快適な生活 のために、
気になることがありましたら、一度ご相談くださいね。