元気アップと血中ホモシステイン

  • 2025.05.09

元気アップとホモシステインのコントロール

◆ ホモシステインとは?

ホモシステインはアミノ酸代謝の中間産物であり、血中に増えすぎると脳や血管、エネルギー代謝に悪影響を及ぼします。

神経毒性、血管障害、ミトコンドリア機能低下、メチル化の障害などが主なリスクです。

◆ 元気アップとホモシステインの関係

・ビタミンB群不足により神経伝達物質合成が低下 → 無気力感やうつ症状に

・ホモシステイン高値が酸化ストレスを増加 → 慢性的な疲労感へ

・ミトコンドリア機能の低下 → ATP産生が不十分 → 元気が出ない

・脳血流や神経の修復がうまくいかない → 集中力や気力の低下

◆ 検査で見るべき項目

・ホモシステイン(理想値:5〜8μmol/L)

・ビタミンB6、B12、葉酸の血中濃度

・フェリチン(鉄)、亜鉛、ビタミンDなど代謝関連因子

◆ 食事と栄養戦略

・ビタミンB6:鶏肉、まぐろ、にんにくなど

・ビタミンB12:レバー、卵、魚介類

・葉酸:緑黄色野菜、納豆、アボカド

・ベタイン:小麦胚芽、ほうれん草、ビーツ

・マグネシウム:玄米、アーモンド、海藻

・亜鉛:牡蠣、レバー、かぼちゃの種

◆ サプリメント活用(医師と相談の上)

・ビタミンBコンプレックス(B50〜B100)

・活性型葉酸(メチルフォレート)

・活性型B12(メチルコバラミン)

・トリメチルグリシン(ベタイン)

・ビタミンD、マグネシウム、亜鉛など

◆ ライフスタイルでの対策

・朝日を浴びて体内リズムを整える

・軽い有酸素運動(ウォーキングなど)

・白砂糖や加工食品を控え、栄養密度の高い食事へ

・質の良い睡眠とストレスマネジメント(深呼吸・瞑想など)

◆ まとめ

ホモシステインの蓄積は、エネルギー不足ややる気の低下にも深く関与しています。

分子整合栄養療法では、ホモシステインを下げることで脳や全身の代謝を整え、根本から元気を取り戻すことができます。

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