ナースのこころブログ 処方の匙加減

  • 2022.11.18

お薬との付き合い

 秋が深まって、紅や黄色の木々が風に揺れて。色とりどりの落ち葉が、あたたかな印象で、いい季節になってきました。が、私はとても寒がりなので、少し前からすでに冬の装いです。毎日スマホで一日の気温の変化を見るのが、朝の日課となっています。

 こんな時期は、自律神経のバランスが崩れやすいそうです。朝晩と昼間の気温差が大きいので、重ね着で調節できるようにするのが対応しやすいです。また、冷えは血液循環も滞りますので大敵!とのことで、体を暖めるように気を付けています。首・足首・手首を冷やさないようにすると温かいです。ネックウォーマーやレッグウォーマー、それに指のない筒状の手袋は、手首の保温に使えます。100均でも一部ありますし、ドラッグストアには、いろいろなグッツが売っています。また、靴底にボアの中敷きを敷くのもおすすめです。そして昼間には太陽の光をあびて暖かくお過ごしくださいませ。

料理にも、ショウガや酒粕、香辛料などを使ったり、朝にココアを飲んだりしても体が暖かくなるので、おすすめです。それにお味噌と一緒に酒粕を使って作る粕汁は、飲む点滴(栄養満点)と言われるそうです。

さて、お薬との付き合い方についてですが、

薬は人によっても、体調によっても、同じ薬であっても、効果や副作用の出方がまちまちです。もともと敏感な体質の方は、薬が効きすぎるようなこともあります。また薬に反応しやすい(すこしの量で効いたり、副作用が出やすい)疾患もあります。

当院では、疾患や体調、年齢的なことを十分に考慮して、薬の微調整を行います。その期間はあまり期間を開けすぎないようにまめに診察を行い、ご本人の体調や症状を確認しつつ、薬の量などの微調整を進めます。この調整の期間は特に、「薬を飲み始めてから」体調や症状がどのように変化したか、よくなったのか、わるくなったのか、どのように変わったか、などメモに書いておくなどしていただくと、診察時に役立ちます。薬には効果もあれば、副作用が出ることもありますので、疑問や不安については、診察時におっしゃってくださいね。「この薬の副作用はどんな症状でしょう?」とお聴きいただくのもいいですし、具体的な表現では「この薬が効きすぎたり、もし自分にあっていないときは、どんな症状が出ますか?」ということになります。

まだ少し寒さもましなこの時期に、初診をご希望の場合は 、まずは初診についてお電話でお尋ねくださいませ。「どんな診療所なのか行ってみたいが不安もある」ような場合は、看護相談もご検討ください。

今日も暖かくお過ごしくださいね。

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